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園について 園長あいさつ

平素より、ご家族や保護者の方々をはじめ、地域や関係機関の皆様には、当千葉福祉園の運営に関しまして、ご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
令和5年4月1日付きで、千葉福祉園長に着任いたしました。久しぶりの福祉現場であり、身に余る大任にいささか緊張しておりますが、皆様に信頼していただけるよう、しっかりとその職責を果たしてまいりたいと存じます。

『この子らを世の光に』
知的障害者福祉の父と呼ばれる糸賀一雄先生が遺されたメッセージであり、その愛と共感を核とする福祉思想を象徴する言葉です。私事で誠に恐縮ですが、そして、この言葉は後に、私を福祉の道に導くことになりました。
民間企業から都庁に転職し、念願通りに当時の福祉局に配属後、社会福祉士の資格も取得し、児童福祉、生活福祉、高齢者福祉、障害者福祉とほぼすべての福祉分野において、小さきもの、貧しきもの、弱きもの、虐げられしものを見つめながら、政策の企画立案、持続可能な制度の設計、事業者の指導監査を通じた福祉現場の環境改善などに取り組んできました。
そんな私でしたが、ある事情から福祉を捨てることになりました。現場職員から見れば『裏切り者』と蔑まれてもしかたがありません。 福祉から離れてみると、見える世界が一変しました。生老病死といった『人生の苦』を日々見ることもなく、24時間365日続く緊張感からも解放されました。しかしながら、99%は楽な生活に浸りながらも、福祉人として、残りの1%はこのままでよいのかという疑問は、どこか頭の片隅で引っ掛かっていたことも事実です。
今般、定年退職を迎え、再任用職員として、期せずして再び福祉現場に戻ってきました。これも天命と前向きに捉えて、もう一度初心に帰って、当園での福祉実践を通じて、99匹の羊ではなく、残された1匹の迷える羊として、真摯に利用者と職員に向き合い、その疑問に対する自分なりの答えを探してみたいと思います。

当園は今年で創設80周年を迎えました。歴史と伝統のある千葉福祉園を益々発展させるべく、粉骨砕身努めてまいりますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

東京都千葉福祉園長 小川 秀司


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