園について養護理念
東京都勝山学園の養育理念
子どもたちと「共に生きる」施設を目指して
東京都勝山学園は、児童福祉法に定められた社会的養育機関です。
養育の目的は、子どもがこの世に生まれてきて良かったという自己肯定感を培うこと、「共に生きる」という心を育むことです。
私たちは施設で生活しなければならない子どもたちに、「安全と安心の場」を提供するとともに、子どもたちの複雑な生育歴に共感し、喜びや苦しみを自分のこととして受け止めます。また、自ら選択したこの仕事の専門性を自覚し、最善の援助を展開します。
- 児童憲章や児童福祉法、子どもの権利条約等の諸原則を踏まえ、施設生活の主体は子どもであるという認識に基づき、一人一人の権利を守り、願いや思い・プライバシー(自己領域)を尊重します。
- 養育の基本は子どもとの関係性です。日々の生活を通して愛着関係の形成を優先し、共感と受容に支えられた援助に徹します。当然のこととして、どのような状況下においても不適切な関わりを否定します。
- 養育は結果の責任を負うことから免れることはできません。卒園後についても社会的自立への援助を行います。
- 私たちは児童福祉に携わる者として、積極的に学習の機会を求め、知識を深め、感性を磨き、子どもの立場になって考えることを忘れず、専門性の向上に努めます。
- 実践内容について、第三者機関によるサービス評価を受けるとともに説明責任を負うことを認識し、公正な援助に努めます。