園について 園長あいさつ
東京都小山児童学園は、昭和20年に戦災孤児学寮として久留米村小山大円寺院にて「大円寺学寮」として養護事業が発足されて以来、地域とともに歩んできた児童養護施設です。現在は、指定管理者として社会福祉法人東京都社会福祉事業団が運営をしています。
園の特色としては、東京の児童福祉のセーフティネットとしての役割を果たしていくことをモットーに、虐待を要因とする愛着障害を抱える児童、発達障害、知的障害、情緒的な問題・課題を有する児童など、医療・心理的なケアを必要とする児童を積極的に受け入れています。また、高校生寮を中心に、高齢児の自立支援に力を入れた取り組みを進めています。
併せて、長年築いてきた地域との良好な関係、積極的な交流を大事にしながら、ボランティアやNPOなども含めた社会資源との連携・協働による園運営に努めています。
園の運営にあたっては、児童が安全・安心して生活できる環境を整えるとともに、児童一人ひとりが大切にされている実感や経験を積み重ねていける支援をしています。そして、日々の支援(生活)をとおして、「自立と自律」というふたつの「じりつ」を育むことを目指した支援を進めています。
そのため、すべての職種の職員が連携・協力する良好なチームワークを礎とした「質の高いサービスの提供」、福祉サービス第三者評価や第三者委員などによる客観的な視点からの「サービス内容の検証・改善」、職員の職務意欲の向上、児童に関わる支援力強化に向けた、OJT研修や園内研修・外部研修、他施設や関係機関への派遣研修などによる「人材育成の充実」、さらには、福祉系専門学校や短期・大学への講師派遣など福祉人材の育成にも取り組んでいます。
私たちは、児童、児童の家族、地域、ボランティア、児童・医療関係機関の方々など多くの方々の温かい支えのもとに、園運営がされていることを忘れずに、小山児童学園に関わる誰しもが「小山児童学園があって良かった」「小山児童学園に出会えて良かった」と思って貰えるよう日々邁進していきます。
今後とも、皆さまのご理解・ご協力をお願い致します。
社会福祉法人 東京都社会福祉事業団
東京都小山児童学園 園長 山中 茂幸