新年のご挨拶
あけましておめでとうございます
皆様、つつがなく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
「希望の郷 東村山」で年を越された利用者の皆様も、元旦はしっかりとお雑煮を召し上がり、参拝が可能な方は職員とともに熊野宮神社や八坂神社に初詣に行かれました。
「希望の郷 東村山」は、日増しに生活感や季節感が感じられる“暮らしの場”として成長してきております。若い職員や経験の少ない職員が多く働く職場だからこそ、昨日よりも今日、今日よりも明日というように、「自分たちが新しい施設を創り上げて行く」という強い意欲に溢れております。
開設初年度の夏は、雑草が背を伸ばして除草が大変でしたが、昨年は施設全体の取り組みとして環境美化デーを毎月1回実施できるようになりました。また、ボランティアの方や南萩自治会の皆様のご協力もいただき、広大な施設の外構が四季折々の花で彩れるようになり、雑草の防除だけではなく、地域の名物になるように活動が進んでおります。
利用者の皆様の日中活動におきましても、農園芸活動を例にとりますと、目で見て触って楽しみ、口にいれてさらに美味しく、地域の人にもおすそ分けできる実物の栽培が着実に進んでおります。昨年は、金柑やブルーベリー、ミョウガやジャガイモ、大根やナス、ピーマン、ミニトマトなどの収穫ができました。入所の利用者も通所の利用者も一緒になって試食会を楽しみ、販売をすることができました。
現在、「希望の郷 東村山」では「利用者本位の支援」を目標に「安心、信頼、満足」のサービスの提供に努めております。これが施設の文化や風土になってくれればと願っております。
一方、少子高齢化の波は、福祉サービスの提供にとって「人材確保の困難さ」「人材の定着、育成の困難さ」という大きな試練を与えています。
これらの状況は、一朝一夕に解決するものではありませんが、施設運営にしっかりと足を地につけ、基本方針からぶれることなく対処していく所存です。
利用者にとって「ここで暮らせてよかった」と思っていただける施設
地域にとって「希望の郷 東村山が地域にあって良かった、助かった」と言っていただける施設
職員にとって「気持ちよく働ける」施設を目指し、職員一同一層励んでまいりますので、今後とも変わらなぬご支援のほどよろしくお願いします。
今年も皆様がご健勝でご多幸でありますよう、心からお祈り申し上げ年頭のご挨拶とさせていただきます。
施設長 松島 匡典