専門的な支援心理支援
心理室とスヌーズレン室を活用した心理支援を行っています。障害が重くても、ご本人の主体性を引き出して意思決定を尊重し、さらには生活の楽しみへとつながるように、心理的な視点で見立てた支援を提供します。
専門的な心理支援
個別支援
- アセスメント
自閉スペクトラム症やダウン症など個別の障害特性や、現在の発達段階などを正確に知り、心理の個別支援だけでなく、日中活動や生活支援上の情報とします。
アセスメントツールを使用して客観的に判断します。 - 対人的スキルの向上
要求の伝え方、指示の受け止め方などのスキルが無理なく身に付けられるように、安心できる関わりをしながらスモールステップで支援します。 - 適切な課題提供
重度知的障害の成人期に合わせた自分から「やりたい」気持ちになれるような教材を用意し、遊びながら自然に認知機能に働きかける課題を個別で提供します。 - 楽器やCD、歌などの音楽や、いろいろな遊びを心理職員と一緒に楽しみ、気持ちの安定や余暇支援の可能性をひろげます。
スヌーズレン室
- オランダの重度障害施設で考案された「スヌーズレン」の設備が「希望の郷 東村山」には用意されています。重度障害のある方々が、視覚・聴覚・触覚などの「感覚」を使って外界を捉えていることに支援者が寄り添い、一緒に楽しむための部屋です。
- きれいな色とりどりの光、気持ちがなごみ楽しくなれる音楽、大きなベッドの上で揺れを味わうなどを通して、生活の彩りとなるようにします。
- ご利用にあたっては、利用者様の様子をあらかじめ心理職員が把握した上で、感覚刺激の質や量を配慮しながら提供します。
その他
生活場面や日中活動の様子を観察し、支援職員とともによりよい支援について検討します。