2022年5月の献立表（予定）

2022年5月の献立をお知らせします。

　病気と栄養　～糖尿病～
　血液中のグルコース（血糖）が増加して血液疾患を起こすのが糖尿病です。食事をすると血糖値が上昇しますが、インスリンというホルモンが分泌されて低下していきます。糖尿病になると、インスリンの分泌が不足したり、効きにくくなったりして、高血糖状態が続きます。高血糖状態が長く続くと毛細血管が障害を起こし、腎臓や網膜などに合併症を起こします。空腹時の血糖値が126mg／dl以上の場合は、糖尿病が疑われます。糖尿病は自覚症状がほとんどなく、症状が現れた時はすでに病気が進行している状態です。
　血糖値が高くなる原因は、多くの場合、食べすぎで、とくにお菓子屋ジュースなどの間食のとりすぎです。

　♪栄養対策♪
　栄養対策がとくに有効なのは、２型糖尿病です。血糖値が高くても、BMIが22以下の人はエネルギー制限は不要です。炭水化物だけを今より少なくします。
　肥満の場合も基本は炭水化物の制限です。そのうえで、主食・主菜・副菜をバランスよく食べること。重要なのオリーブ油や魚の油をしっかりとることです。これらの油には血糖値を上げにくくする働きがあるからです。野菜サラダにオリーブ油をかけて先に食べると、食後の血糖値が上がりにくくなります。