導入理由
- 令和2年、新型コロナウイルスの蔓延により、利用者様の生活にはさまざまな制約を設けざるを得ない状況となりました。このような状況下において、感染症対策を施しながらも利用者様のQOLを維持するための方策がないかと模索した結果、分身ロボット・OriHimeの導入に至りました。
導入にあたっての課題や経緯等
- リモートという形態が、利用者様にとってイメージし難い感があるように感じました。そのため、実際に触れていただく場面を設定することで、その利便性や有用性を実感してもらうことを目指しました。
- また職員についても、セッティング等の基礎的な操作は全ての職員が行えるよう、複数回にわたってレクチャーの場を設けました。
導入時期及び活用状況・事例
- 令和2年度を試行の時期と位置づけ活用しました。その結果、感染症対策の観点に留まらず重度身体障害者の可能性追求に繋がるツールであるという判断のもと、令和3年度からは本格導入することとなりました。
- それにあたり、東京都の「令和3年度障害者支援施設デジタル技術等活用支援モデル事業」に「分身ロボット・OriHimeの活用」の名目でエントリーし、モデル施設として選出されました。
学生との交流
- 明星大学人文学部福祉実践学科・吉川ゼミと連携し、明星大学の学生さんと園利用者様の交流の機会を設けました。
多摩モノレール・高幡不動駅構内での野菜販売
- 多摩モノレール株式会社と協働で、高幡不動駅構内のスペースにおいて、七生福祉園で栽培した野菜を、OriHimeを通じて利用者様が販売しました。
- 令和3年11月の初回以降、毎月1回実施しています。今後も継続する予定です。
その他
- 日野市社会福祉協議会主催の「ボッチャ交流会(オンライン)」
- 近隣保育園との交流
- 法人採用説明会(参加者と利用者様の交流)
- 近隣イベントへの出店(物品販売)
- リモート外出