2025年5月27日
【現場で働く職員の声NO.5寮職員】

Kさん・女性・保育士・八街学園2年目

≪児童養護施設で働こうと思ったきっかけを教えてください≫
大学3年生の時に２か所の児童養護施設で実習を経験し、自立や家庭復帰に向けた支援について学びました。実習中、真剣に児童と向き合っている職員に憧れ、私もこうなりたい、少しでもこどもの未来に貢献したいと思うようになりました。また、実習終了日やボランティアに参加させて頂いた際に何名かの児童から「八街学園の職員になって帰って来てね」と声を掛けてもらい、より一層児童養護施設で働きたいと思いました。現在は毎日こどもたちから元気を貰い、ニコニコ笑顔で楽しく仕事をしています。

≪困難を感じたことはありますか？また、どのように解決しましたか？≫
児童との適切な距離について考えたときです。私は施設職員であり、こどもたちの親ではないため適度な距離が大切と思いながらこどもたちを関わっていますが、時々境界線が曖昧になってしまい自立に向けた支援が行えていないと思う場面がありました。その際、同じチームの先輩職員に相談をして客観的な意見やアドバイスを頂き、自分自身の意識改善や今後の関わり方について見つめ直し、支援に活かせるよう努めました。今でも信頼できる先輩職員に都度相談をして、日々成長できるように助言を頂いています！

 ≪仕事で一番印象に残っているエピソードを聞かせてください≫
初めて児童のお誕生日会に参加した時、何も分からない私にこどもたちがサポートしてくれて、一緒に楽しくお誕生日をお祝いすることができました。ケーキを美味しそうに頬張るこどもの姿がわんぱくでとても可愛く、寮のみんなでゲームを楽しむ姿を見て普段の疲れが吹っ飛びました。また、楽しんでいた私を見てこどもから「今日最高だった！」「お誕生日をKさんにお祝いしてもらえて良かった！」「来年もやってね！」と嬉しそうに話してくれたことが印象に残っています。

≪最近あった嬉しかった出来事を教えてください≫
こどもたちが近況報告をしてくれることです。学校や友人関係の話、時には相談事など毎日色々な話をしてくれる中で、ある日その子にとってとても嬉しかった出来事を聞かせてくれたこと。一緒に喜びを分かち合えたことが嬉しかったです。