2024年2月15日
R6.2.13🎎ひなまつり準備🎎
🎎ひなまつり準備🎎
八街学園では本格的な七段飾りのひな人形があります🎎
隣の八街号(自転車)と比較してみてください!本当に大きいですよね!!
この規模を4人の職員が手際よく築き上げました!(`・ω・´)
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しかもただ大きいだけでなく、
精緻な作りとなっています!
職人の業を感じます!
屏風の裏にも絵が描かれ、ぼんぼりにも清流に桜が咲いている。
雌雛の扇には縁起物の松と季節の桜が描かれ、
雄雛の刀は抜刀でき鍔にも細工が施される。
嫁入り道具の棚は一つ一つ引き出せるこだわりぶり。
触って鑑賞できるのは美術が趣味の私にとってはテンションが爆上げです!
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昨今ボーダレス社会を目指していますが、
伝統的な日本文化を楽しむ余白も残しておきたいですよね。
八街学園の子どもたちにとって、この絢爛豪華なひな人形は原風景であり、この規模を当たり前に感じるのかもしれませんが、実は凄いものだったということに気づくのはいつなのでしょうか。成長後の様子に想いを馳せるのも面白いですよね(*’ω’*)
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さて以降の文章は、編集者独自の趣味として、
ひな人形について詳細に書かせていただきますので、
もしよろしければ最後までお付き合いくださいませm(_ _)m
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一段目:親王
いわゆるお内裏様とお雛様ですね。このお二人のモデルは天皇と皇后だそうです。
お内裏様の笏には儀式の進行や出席者の名前が貼られており、
お雛様の扇には儀式のお作法などが貼られていたそうです。
二段目:三人官女
姫のお付きの女官です。ただのお世話係とは違って、生活管理から雑務まで行い非常に仕事の出来る女性であり、優秀な女性のみがなれたそうです。持ち物は、長柄銚子でお酒を注ぐ道具で、中央は三方でお酒を注ぐ盃を乗せる台があります。
三人官女もお雛様にくらい美しいですね。
三段目:五人囃子
元服前の11歳から16歳の少年が、太鼓や笛、歌(謡)で、ひな祭りを盛り上げる、さながら少年楽団員ということだそうです。持ち物は、左から太鼓、大皮、小鼓、笛、扇(謡)で、太鼓はリーダー役で一番大きい音を出し、大皮は立っていて柄のない鼓を持っており、小鼓はテンポ良くリズムを刻み、笛はメロディーを奏で、謡は謡うだけでなく、扇を謡うときには正面に構え、休むときには下げるといった所作を行うそうです。
太鼓の三人は上着を脱いでいるので、服装の色が違うそうです。
四段目:随身
この二人は右大臣左大臣だと思っていたのですが、矢大臣と呼ばれているそうです。宮廷を警護する武官だそうです。持ち物は、儀仗といわれ、儀式に用いる装飾的な武器を持っています。
また彼らの真ん中にあるのは、左から碁盤、将棋盤、双六盤が並んでおり、これらを合わせて三面盤といわれ、嫁入り道具の一種だそうです。そしてこの双六盤は現代のすごろくゲームではく、バックギャモンのような遊びだそうです。
五段目:仕丁
怒り、泣き、笑いの表情から三人上戸とも呼ばれる三人組で、徭役という宮廷の雑用係だそうです。持ち物は、左から笑い上戸は立傘(雨傘)で、泣き上戸は沓台(靴を置く台)で、怒り上戸は台笠(日傘)を持っているそうです。
拡大すると本当にそれぞれに表情があるので面白いですね。
六段目:嫁入り道具
左から箪笥、狭箱、長持、鏡台、針箱、火鉢、茶道具が並んでいます。
江戸時代では花嫁は自分の輿入れ道具のすべてのミニチュア版を制作し、雛人形と共に嫁入りの道具として持参していたそうです。これは、雛人形が厄除けとしての役割も担っていたことに由来し、雛人形にも嫁入り道具を持たせることで、嫁入り道中での事故や災難から花嫁を守ってくれると考えられていたそうです。
一つ一つに蒔絵が施され、動かすこともできるので、精緻な作りに驚かされます。
七段目:橘、お駕籠、重箱、御所車、桜
桜と橘には古来から「魔除け」と「邪気払い」の力があると考えられており、更に橘には「不老長寿」を願う役割もあるとされているそうです。
また、お駕籠は昔の大名あるいは高貴の女性が使用した乗り物、重箱は食べ物を入れる道具、御所車は昔の貴人が使用した乗り物だそうです。
この牛も良く作りこんでありますよね。
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(・_・D フムフム…。普段はお内裏様とお雛様しか見ることがないので、これを機に大変勉強になりました!本番の3月3日には、どんな表情を見せてくれるのでしょうか。今から楽しみです♪