2020年6月18日
新任職員研修
小山児童学園では毎年この時期に、1、2年目の職員対象に『マルトリートメント予防研修』を行います。「マルトリートメント」とは「大人や自分の行為の意味を理解できるような高年齢児による、子どもへの不当な扱い、不適切な養育、その他養育上の配慮が失われ、子どもが苦痛を受けたり、心身の問題が生じているような状態」を言います。
児童の人権を守り、安心安全な生活を確保することは、施設を運営していく上で最も重要です。若手職員への早期教育は、権利擁護を徹底していく取り組みのひとつです。
この研修では、学園の心理職員が講師となり、講義→マルトリートメントについて考えるDVDを観る→グループディスカッション、という流れで行います。



施設での日常生活場面を想定したDVDを見ながら、なぜマルトリートメントが起きてしまうのか、引き起こさないために職員ができることは何か?を考えます。
最後に、1、2年目の職員さんが最近困っていることもシェアしました。
子どもたちと関係を築いていく過程は、特にはじめのうちは苦労も多いですが、同期職員同士の横のつながりや、園全体のチームワークも大事にしながら、みんなでよりよい支援を考え続けられたら、と思います。
