2016年7月26日
石神井学園のグループホームの紹介~特集4~
<地域の中で育まれて>
寮職員の朝の業務は、子ども達を学校に送り出してから、向こう3件、両隣のお宅の前を掃くことから始めます。
ゴミ出しは、収集日に合わせて、決められた場所にゴミ箱を出します。ご近所の方々は、収集車の回収がきたらすぐに、ゴミ箱を片付けていますので、周辺は整然として、清潔な感じがします。「犯罪は汚れた街に発生する」とよく聞く言葉ですが、犯罪のない街とは、こういうことを心がけて生活を営む街なのだと、実感する毎日です。

寮では、町会にも加入しており、何年かに一度はお当番も回ってきます。町会費を集金し、敬老の日には、該当のお宅へ記念品をお届けします。普段あまりご挨拶できないご近所の方へ、日頃のご理解に感謝の気持ちをお伝えする機会をいただいています。
昨年、ご近所の方が亡くなられました。子ども達は、そのお宅の前を通って通学するので、毎日、何かしら声をかけていただき、また、励ましていただいていましたので、子どもたちの悲しみも深いものでした。
つい最近でも、引っ越された方がありました。季節ごとに子どもたちを訪ねてくださり、励ましてくださいました。
お世話になったお礼の気持ちを書いたカードを届け、お別れの挨拶をしてきました。
声をかけてくださった、お二人のお顔を思い出すと、胸が熱くなります。
子どもたちは、地域の方々に温かく見守っていただき、職員も地域の中に入りやすいよう、ご助言いただいています。このように、地域の方々に支えられて、子ども達も職員も社会性を身につけることができます。
回覧板には地域の情報が満載

地域の方から温かいメッセージを頂き、寮内に飾っています。
